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試験会場での「緊張」を「集中力」に変える方法があった!効果バツグンの『忍者の印』
これで大丈夫! もう試験会場であがらない秘策があった。
「忍者の印」で、試験に勝てる!
「いざ、試験用紙を前にすると、なぜか舞い上がってしまう!」「普段なら簡単に解ける問題なのに、なぜか答えが出てこない!」「ヒヤリングで集中できない!」「あせってしまって、ポカミスが出る!」……。
試験会場に入ると、なぜかこんなことになっていませんか?
この対策として、大学入試なども本番を迎える時期に、知っておくと、とても便利で、効果絶大な方法がひとつあります。
それは、伊賀忍者・甲賀忍者などが使う「印を結ぶ」という方法です。
「印」を結ぶ、というのは両手の手のひらを合わせて、指を絡ませて作るものですが、
集中力を高めて、精神を統一させ、落ち着きを取り戻す「印」は
「兵(びょう)」という印です。
「いざ、闘いへ!」の精神統一と集中力。
「リラックス」とは意味合いが異なる
この「兵(びょう)」という印は、忍者がいざ、闘いの場に臨むときに、しっかりと心を落ち着かせ、集中力を高める際に結ぶものです。
「リラックスする」という意味合いとは違い、あくまでも、これから「闘い」に臨む、という前に結ぶ印です。
個人差はあるかもしれませんが、私自身も時々、この「兵(びょう)」の印を結ぶことがあり、効果は大きいです。なにより、落ち着き、集中力が高まります。
「兵(びょう)の印」を結ぶ動作
手を合わせ、指の絡みでカタチを作る
この「「兵(びょう)の印」は簡単です。
(1)まず、両手の手のひらを合わせます。胸の前で合掌、ですね。
(2)次に、薬指と小指は折って、指を絡ませます。
親指と人差し指、中指が立っている形を作ります。
(3)3番目に、中指を曲げて、人差し指の前に持ってくるようにします。
この時ちょっと窮屈な感じがします。
少し中指がきつく感じ、曲げて、人差し指の前に持ってくるのに力が要りますが、これがいいのです。
ピッと立っている人差し指に、中指が締まりを与えます。
(4)最後に、できれば両肘を張って、息を吐きながら、心の中で「兵(びょ~う!!)」と叫びます。これで「「兵(びょう)」の印が結べました。
どうですか?
少し落ち着き、集中力が高まった感じがしませんか?
忍びの者は、これで集中モードに入るわけです。
科学的に立証された「印を結ぶ効果」
アスリートの「ルーティン」とは異なる
実は、この「印を結ぶ」効果は、ある程度、科学的にも立証されているのです。
三重大学・医学部の小森照久教授が、「甲賀流忍術を会得した人」5人を対象に行った実験の結果で、印を結んだかどうかで「脳波や、副交感神経の働きが全く違うことがわかった」、いう調査結果が出ているのです。
実験は、被験者に「クレペリンテスト」と呼ばれる単純な足し算を30分続けさせて、ストレスを与えた後、脳波などを測定。
その結果、テストの前に印を結んだ場合と、印を結ばなかった場合で、脳波や副交感神経の働きが全く違い、クレペリンテストの結果にも大きな差が出てきたというのです
「身体は落ち着いているが、頭は集中力を維持している状態でした。一般に言われるリラックスとは異なり、闘いに適した状態といえます」、と小森教授は分析しています。
よく、スポーツ選手が行う「ルーティン」の同じではないかと思われてしまうのですが、
ルーティン(決まり事)の場合は、練習時から決められた行動を繰り返すことで、試合など緊張が高まる場面にも平常心で臨めるように行う『訓練』に近いものです。
「印を結ぶ」効果は「訓練の結果でなしえる」ことではないようで、ルーティン(決まり事)と「印を結ぶ」ことは、少し意味合いが違うようです。
言い換えれば、日頃、訓練をしていない素人でも、「印を結ぶ効果」が表われる、ということにもなるのです。
「九字護身法」として古来より伝わるモノ
あくまで「真面目な気持ちで、印を結ぶ」ことが大切!
この「兵の印」は、古来より伝わっている「九字護身法(くじごしんほう)」の印のひとつです。
(「兵の印」の正式名称は「大金剛輪印(だいこんごうりんいん)」と呼ばれます)
「九字護身法」というのは、密教ともつながりが深く、ある意味では「呪術的」な意味も含んでいる、とされています。
そのため「兵の印」などを結ぶ際にも「ふざけ半分で行ってはいけない」とも言われています。あくまで、「真面目に、印を結ぶ」ということは心掛けておきたいものです。
では、「兵(びょう)の印」を結んで、試験にいい結果が出ることを祈ります。