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アップルのiPhone 累計販売台数「3億台超え!」のニュースは11月末!?
初代iPhoneのスタートは月27万台だったが、 いまやiPhone5は月間1500万台へ。 関連市場もますますヒートアップ!
米国・アップルからiPhone5が世界で一斉に発売されました。
すでに予約販売初日に、200万台の予約が入り、これは昨2011年末に発売された「iPhone4S」の時と比べ、2倍の水準です。
そのため、iPhone5は、この9月末までの10日間ほどで「1000万台売れる」といった予測が出ています。
アップルの四半期販売成績で言えば、この2012年7ー9月期は、「新機種(iPhone5)の発売前の7月、8月に落ち込みが出る」ため、iPhoneの販売台数は、2200万台程度と見られていましたが、フタを開けてみると「2700万台に達する見込み」となってきています。
iPhone5がフルに寄与する10?12月期では、世界全体でiPhone販売台数は「4500?4700万台に達する見込み」で、これは従来の記録である3700万台(2011年10―12月期)を大きく上回ることになります。
月間のペースで言えば、1500万台を超えることになるわけです。
アップルが初代iPhoneをはじめて市場に登場させたのは、いまから5年前の2007年6月29日でした(この初代iPhoneは、日本ではサービスが提供されていないGSM/EDGE方式の端末だったため、日本市場に投入されることはなかったのですが・・・)。
以来、iPhoneの累計販売台数は、2012年6月末までで2億4412万台に達していますが、iPhone5の売行きペースを勘案していくと、この11月末には「累計3億台突破!」というニュースが流れてくることになります。
単一の機種で、ここまで販売台数を積み上げてくるのは、驚異的とも言える人気の高さだと言えるでしょう。
2007年の初代iPhoneは、大きな話題を集め、それでも最初の1カ月の販売台数は27万台、次の3カ月間で111万台を売りました。この記録も実はすごい記録なのですが、いまやヒトケタ違った水準へ、iPhoneは到達してしまっている感じです。
(グラフはクリックで拡大できます)
2012年7月以降は、当サイトの予想です。
iPhoneの歴史は、
2007年6月 初代iPhone発売
2008年7月 iPhone3G発売
2009年6月 iPhone3GS発売
2010年6月 iPhone4発売
2011年10月 iPhone4S発売
2012年9月 iPhone5発売
と刻まれてきました。
iPhoneは、誕生から累計販売1億台を超えるまでは45カ月かかりましたが、1億台から2億台までは12カ月、この記録を、2億台から3億台へはわずか9カ月というスピードでクリヤーしていくことになるわけです。
iPhoneはいま、アップルの総売上高の46%を占めていますが、今年末には50%の大台を超えることは必至です。
サムスンとの特許紛争の際に提出された資料では、iPhoneの粗利益率が48?58%という驚異的な高水準であることが明らかにされています。これは、アップルの全製品の中でも抜けて高く、iPhoneが伸びれば、アップルの利益はさらに伸びていくという構図を示しています。
アップルの株価が「高値更新」を続けているのも、その辺りにも理由がありそうです。
また、iPhone関連のアクセサリーやケースなどの周辺製品・周辺機器市場は、日本だけでも500億円とも、800億円の規模があると言われています。
新機種の発売前から、スペックやサイズの情報をいち早く掴み、「いかに早く、新型iPhone対応の商品を送り出せるか」が、周辺機器メーカーにとっては至上の命題ともなってきています。
iPhone5の誕生で、関連ビジネスもますますヒートアップしていきそうな情勢です。