『2014年のベスト・ワースト!』を選んでみた。 この一年、国内の出来事を振り返ってみると・・・。

「うれしい!」「感動した!」から「これはヒドイ!」「悲しすぎる」まで・・・・

2014年もいろんな事が起こりました。

世界では「エボラ出血熱の感染拡大」「ウクライナ情勢の緊迫」「タイや香港での反政府デモ」「韓国セウォル号沈没事件」・・・と緊張する話題が多かった年でした。

では、日本国内では・・・。

ということで、当「かりかり編集部」で勝手に、『2014年、日本のベスト&ワースト』を選んでみました。(年末選挙の結果もわからない段階ですが・・・)

 

まず、「明るい話題」「感動した!」「これは良かった」「応援したい!」という『ベスト5』

 

(1)青色発光ダイオードでノーベル物理学賞3人!

 

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「基礎的な技術ベースを創った赤崎先生、天野先生、製品化の功績が大きかった中村修二さんの3人が揃って、というのがよかった。3人の個性の違いが際立っていて面白かった」

「信号機やイルミネーションなど、身近で感じられる研究成果だった」

「好き嫌いはあるかもしれないが、中村修二さんのハッキリした言動は聞くに値すると思う。受賞後、中村氏の和解の申し出を断ったN社の大人気ない対応はみっともない!の一語」

 

(2)テニス・錦織圭選手の大躍進! 世界のトップ5の位置に!

 

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「世界のトップ舞台で、これだけ堂々と勝負できるスポーツ選手が出てきたことに感動する」

「マイケル・チャンのコーチを受けて1年、すべてにおいてレベルが数段上がった」

「ベストなプレーをすれば、勝てない相手はいない、という言葉が現実になってきていることがすごい! あのジョコビッチ選手が錦織に苦手意識を持ってきている」

 

(3)iPS細胞、目の難病「加齢黄斑変性」患者に移植手術

 

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「慎重かつ着実に研究が進められていることに期待がますます膨らむ」

「心筋細胞手術への応用や、膝軟骨再生などの研究も進んでいるとか・・・」

「VW(「ビジョン」と「ワークハード」)が大事、という山中伸弥教授の言葉はどんな仕事にも当てはまる」

 

(4)小笠原諸島・西之島海域の新島(海底火山)の面積膨張が進む

 

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「この一年で面積は8倍、東京ドームの約40倍になった」

「領海や経済水域拡大へのメリットは少ないと言われているが、なんか期待させる感じ」

「今後も3倍くらいに広がるというのが海上保安庁の見解。スルウェイ島(アイスランド)のように世界遺産になった例もあるとか・・・」

 

(5)羽生結弦選手、ソチ五輪で男子フィギュア初の金メダル!

 

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「日本人離れした体型、潜在的な技術力の高さなど魅せる演技ができる」

「ソチでは、確かに完璧な演技ではなかったけれど、ハラハラするのもフィギアの魅力かな」

「11月の衝突・転倒が後に響かなければいいけど・・・。なにしろ悪名高い?スケート連盟の思惑に巻き込まれないようにしてほしい」

 

<番外編>

・「はやぶさ2」の打ち上げ成功、壮大な宇宙ロマンの旅始まる・・・「52億キロの旅が始まった!」「帰ってくるのは、オリンピックの年、無事に帰ってくることを祈りたい」

・富岡製糸場が世界遺産に登録・・・「都道府県魅力度ランク46位の群馬県にとって、すごくうれしい話題だ」

・女子ゴルフ界ではアマ旋風・・・「勝みなみ選手が国内ツアー史上最年少の15歳293日での優勝を果たした」「本当のプレッシャーがかかった時どうなるかが肝心。でも永井花奈さんや、森田遥さんなど高校生女子アマの力が目立った年だった」

・“アナ雪”が映画興業成績では国内3位の大ヒット・・・「子どもも『レリゴー』と歌ってた」

・全国高校軟式野球大会準決勝で延長50回の熱戦・・・「中京(岐阜)松井投手、崇徳(広島)石岡投手は、二人とも3日間も投げ抜いた」

・いよいよ水素エネルギー自動車が登場・・・「水素ステーションや高い車両価格などの課題はあるけど、市販車として登場。環境問題や燃費効率などのメリットも多い」

 

 

次は「悲しい!」「これにはガッカリ!」「それはないよ!」「あまりにヒドイ!」ともいう『ワースト5』

 

今年は「ワースト・ニュース」が多かったように感じます。

 

(1)御嶽山が大噴火。死者57名、行方不明者6名の戦後最悪の山岳事故災害に

 

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「紅葉見物など観光で行った人が多く巻き込まれた。小学生で命を落とした子もいて、あまりにも悲痛な災害になってしまった」

「改めて、日本が火山列島であることを思い知らされた。世界の活火山の約1割が日本に集中している!」

「以前、事業仕分けの時に、『大規模噴火は数千年に一度なのに24時間の監視が必要なのか』という話が出た。気象庁によれば、火山活動観測機器の多くが耐用年数を過ぎているとか・・・」

 

(2)STAP細胞発見は結局、論文撤回。再現できず、科学者の自殺も

 

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「小保方博士の最初の研究発表の立ち振る舞いからして、科学の偉大な発見にしては、何か違和感を感じるものがあった」

「ある意味では“詐欺・詐称”だろう。いくら『STAP細胞はあります』と言われても研究ノートを見ると信頼性は限りなくゼロに近い」

「多くの難病患者などが抱いた期待を裏切った罪は大きい」

 

(3)「餓死・置き去り・暴行・衰弱」など幼児虐待の摘発が過去最高件数に

 

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「保護責任者遺棄致死容疑での摘発が多いのだが、親としての資質が元々ないのか、育児ノイローゼなのか、その根は深い」

「どうも児童相談所が十分に機能してない感じがする」

「二歳、三歳まで生きて、つらい思い出ばかりというのはあまりに悲しすぎる。いじめられても、それでも子どもは親を頼るしかないのに・・・」

 

 

 

(4)議員号泣。政務活動費はデタラメ、地方議会のセクハラヤジに懲罰なし、という体たらく

 

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「号泣議員が世界的に有名になったが、国会も地方議会も議員のカネの“ボッタクリ体質”“いいかげん体質”はまったく変わらない」

「元々の資金が一般の人の税金。その管理がまったくズサンなのは許せない」

「セクハラヤジの意識の低さ、それに対するきっちりした総括は何もできず。遊び私的出張の横行など、まともな人があまりにも少なすぎる世界」

 

 

(5)危険ドラッグで事故多発。池袋ではクルマ暴走で死者1名、重軽傷者7名

 

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「もともと『脱法ハーブ』とか『脱法ドラッグ』と言われていたため、危険性への認知が進んでいなかった。規制が遅れてしまった」

「国立精神・神経医療研究センターの研究者によれば、その危険性は『材料も量も分からない。闇鍋みたいなものだ』と表現されている」

「麻薬指定されているドラッグよりも、中毒死するケースが多い危険ドラッグもある」

 

 

<番外編>

・盲導犬オスカー号が刺される! ・・・「事実とすれば絶対に許せない行為!」「犯罪に対する罪名が“器物損壊罪”というのはいかがなものか」

・タカタ製欠陥エアバッグで死亡者も。対応遅れに批判高まる・・・「金属片が飛び出すという、メイド・イン・ジャパンの名をおとしめる欠陥製品商品。リコール対象はすでに1600万台に上っているがまだまだ増えそう」「対応の遅さや、説明不足が大きな問題」

・異常気象が恒常化。記録的大雨による土砂災害で、広島で死者70名以上。・・・・「とにかく短時間に降る雨の量が半端じゃない」「土砂災害危険個所は全国に52万5300カ所もある」

・佐村河内守氏の虚偽の聴覚障害が発覚・・・・「NHKが特別番組まで制作した人だったのに、障害は偽り、作曲はゴーストライター任せで、ニセモノ魂だった」

・「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺」の被害額が急増・・・・「高齢者をターゲットに手口は巧妙化する一方」「“受け子”と呼ばれるアルバイトもあり、なかなか主犯までたどり着けない仕組みを作っている」「9月までの被害額は404億円と過去最悪。このままでは500億円を超えてしまいそうだ」

・ザック・ジャパン、W杯本番では真価見せられず・・・「やはり、最終メンバー選考でグラついたのが響いたと思う。ザック監督の揺れが選手交代や試合に出た感じだった」「どんなチームでも、決めるべきところを決めていく、防ぐところを防ぎきる選手でないと、すべての歯車が狂っていく」

・昭和の名男優二人が相次いで逝く・・・「不器用ですから・・・の高倉健さん、弾はまだ残っとるがよう・・・の菅原文太さんが 相次いで逝くなんて・・」、「死の八甲田山に向かったキリッとした健さんが好き」「文太さんの広能昌三はイザとなった時の凄みが半端なかった」

 

 

以上はあくまでも「独断」」に基づくもの。皆さん個人の「ベスト&ワースト」はどんな項目が並びますか?

2015年は「ベスト」の出来事があふれるような年になってほしいものです。