『世界一まずいグミ!』を実食! 果たして、その味は評判通りの「食べる中古タイヤ」だったのか!

ぜひ一回は試してみてほしい。二回目は、無理にとは言いませんが・・・・

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ついに、目の前に現れました。

といっても、UFOでもお化けでもなく、以前から、ネット上などで「世界一まずいグミ!」という評判だった、ドイツのハリボー社のお菓子『ラクリッツ シュネッケン(LAKRITZ SCHNECKEN)』です。

ドイツへの出張から帰ってきた友人が、お土産に持ってきたのです。

 

その評判は聞いていました。

可愛い少年が自転車に乗っているパッケージや、グミ自体の色や形から「食用タイヤ?」と呼ばれていますし、「人間関係を破滅に導く悪魔のごちそう」といった酷評もあります。
食べた人の声は「ぐぁほうほう」「うむうみゅうむ」「アガアガアフ」・・・・と言葉にしにくいものが多かったのですが、冷静な?人の言葉によれば「まずい、と言うよりは、何か違った次元の味がする」「そこはかとない、染み込んでくる、表現に困ってしまう味」とも言っています。

 

そういった先入観を持って、食べてみました。

黒光りしている色とカタチは確かに異様です。
黒いゴムを巻いた“中古自転車のタイヤ”という表現がぴったりです。

 

肝心の味は、「ガッーン!」と来る“まずさ”ではありません。「形容し難い」というのがよくわかる味で、お菓子と言うより「むしろ漢方薬の原末を、そのまま口の中に放りこまれたような」といった感じです。

衝撃的ではありませんが、「口が止まる」味であることは確かです。

 

それもそのはず、このグミの「ラクリッツ」と言うのは、リコリスとも呼ばれ、漢方用語でよく出てくる“甘草(かんぞう)”の木の根から抽出されたもので、このグミ自体は「肝臓にいい」「身体にいいもの」として昔から、親しまれているものだそうなのです。

「シュネッケン」と言うのは、“カタツムリ”の意味だそうですが、とてもカタツムリとは思えません。
どう見ても、ゴムチューブを巻いたタイヤです。

 

注意点としては

・ひとくちで口のなかに放りこんではいけない。

    最初は、チューブを少しずつほどいて食べていくのが無難です。

・罰ゲームには向かないかもしれません。

    場が「ぎゃぉー」と盛り上がるのではなく、「なんじゃ、これは!」と“感想戦”になってしまいます。

・はじめてあった人には「おススメしない」ほうがいいと思います。

    いくら「まずいですよ」と言っても、あなたの「食感覚」を疑われること必至です。

 

HARIBOは世界最大のグミ・キャンディの会社です!

 

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「まずい!」と言っても、このグミ『ラクリッツ シュネッケン』は不健康なお菓子ではありませんし、むしろ“薬効的な”効果さえ期待できるグミです。

ドイツ人の家庭では、おやつとしてよく出てくるそうで、「子どもも、このラクリッツ味が好み」という子も多いそうです。

 

ちなみにウィキペディアでは「日本では人気は低いが、北アメリカやヨーロッパで古くから親しまれ、子どもから大人まで幅広い人気がある」となっています。
改めて、「食のし好」というのは幅広いものだなぁ、と感じます。

 

ドイツのハリボー社(HARIBO)と言えば、すでに90年以上の歴史を持つ有名なお菓子メーカーで、グミ・キャンディのパイオニアでもあります。いくつもの果汁グミを詰め合わせた『ゴールドベアー』や、コーラ味のグミ『ハッピー・コーラ』は、世界中に(もちろん日本にも)ファンが多くいます。

私個人は、『ハッピー・コーラ』のファンで、仕事中にもよく食べています。

 

ハリボーのグミが、総じてちょっと“固め“なのは、子どものころから「咀嚼力(そしゃくりょく)」を強め、肥満防止に役立ち、脳に良い刺激を与えるため、だそうです。

ハリボーは「子どもを幸せにする」というスローガンで発展してきた会社で、いまや世界最大のグミメーカーとして、ヨーロッパでは知らない人はいない、とも言われる会社なのです。

 

『ラクリッツ シュネッケン』は、そんなハリボーが、商品ラインアップに加えているグミなのですから、それなりのわけ(理由)があるはずです。

まだ、その味を試していない方は、ぜひ一度、味わって、同じ「不思議体験」をしてみることをお薦めします。

ハリボーの『ラクリッツ シュネッケン』は、国内でも、輸入菓子を扱っているお店では見かけますし(先日も、東京・御徒町のお菓子屋さんで売っていました)、楽天ショッピングでも購入できます。ただし、グミそのものは210円ぐらいなので、送料のほうが高くついてしまいます。

 

(なお、味などの印象・評価はあくまでも個人的な感想です)

 

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