色〜んな目で 世間の出来事をチェック!
ウの目・ネコの目・トンボの目
お正月は「ごきぶりポーカー」でダマシ合うか、「カルカソンヌ」で城づくりか・・・
駆け引きが楽しめるカードゲーム、ボードゲームが人気
クリスマス、お正月とゲームを楽しむ時間も増えてきますが、今年はボードゲームやカードゲームといった、シンプルに楽しめるゲームも人気があるそうです。
ただ、全自動麻雀卓が自宅にある人はいいですが、大人同士で知的に楽しめるゲームはなかなか少ないものです。
そこで、カードゲーム、ボードゲームで、少し駆け引きを要求される、気にいったものを紹介してみます(といっても、それほど多くのゲームを持っているわけではありませんが・・・)。
(1) ごきぶりポーカー
嫌われモノの絵柄が決断を迫ってくる!
大人の「ダマシ合い」、「うそ」といった、高度な戦略?が楽しめるカードゲームです。
カードは、ごきぶりをはじめ、コウモリ、蜘蛛、蝿、ネズミ、サソリ、カエル、カメムシ・・・といった嫌われモノが8種類登場しますが、この絵柄がグロテスクながら、なかなか色味が美しいのです。
コウモリのカードを「これはサソリです」と言って差し出すのもOKですし、「コウモリです」とホントのことを言ってもOK。
相手は、あなたの人間性を観て、「嘘をついているか、正直か」を喝破しなければなりません。同じカードを5枚溜めてしまうか、8種類のカードが揃ってしまうと「アウト!」となります(4人ゲームの場合)。
「嘘をつくときに、こめかみがピくっとする」という癖がある人は、直しておかないと、逆に集中砲火を浴びることになります。
4~5人で遊ぶのがベスト。キラーパスをどうクリヤーしていくか。崖っぷちで迫られる判断。実際なら、とてもキツーイですが、これはあくまでゲームなのです。
ただ、カメムシ攻撃を受けると、どうしても「まいった」感があります(個人的にですが・・・)。
(1750円)
(2) 6ニムト(シックス・ニムト)
「策士、策におぼれ」や「九死に一生」が続出する!
1994年に、ゲームの・コンテストではもっとも権威のある『ドイツゲーム大賞』で第1位に輝いたカードゲームです。
ルールは単純明快です。牛の絵柄と数字が描かれたカードを、6枚目にならないように出す簡単なゲームです。やることはたったひとつ、全員一斉に1枚のカードを選ぶだけです。そのカードが6枚目になると、その列のカードの分だけ失点となってしまいます。
1枚を選ぶだけなのに、「相手の出方」を考え始めると、なぜか選べない、のです。どのカードも失点してしまうように感じてしますし、「安全策」を採ったつもりのカードが一瞬のうちに奈落の底へ突き落す最悪のカードになってしまいます。
知略に富んだ戦略家が勝つとは限りません。常人の枠を超えたリスクをとる冒険者や、なんにも空気を感じない阿呆が混じると、一気に場が乱れ、策略が裏目に出ることもしばしばあります。「この、阿呆が!」「なんで、ここでそのカード!」と罵られようが、勝てばいいのです。
2~10人まで遊べます。子どもでも、子どもなりの楽しさがあります。作戦がツボにはまった時の痛快感もいいですが、切羽詰まっているはずが、偶然、救われたときの「九死に一生」感もたまりません。
(1000円)
(3) カルカソンヌ
城や道路づくりで「協力」と「裏切り」が交錯!
2001年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いたボードゲームです。
フランス南部、古代ローマ時代の要塞都市『カルカソンヌ』をモチーフとしているのですが、手順はとても簡単で、“タイル”を1枚めくって置いていくものです。その際に、自分のコマで都市や道路を建設、拡大していくか、それとも相手の都市づくりやインフラ構築を邪魔するか、を考えていくものです。
「自分のことばかり考えてんじゃないよ」と非難されようが、わが道を行くのもひとつの作戦ですが、協力者を作らないと、コツコツと築いたはずが最後に大逆転を食らうことがあります。諦めていた建設区画が、どこかのダムではありませんが、突然、生き返ることもあります。
2~5人で楽しむことができ、追加キットも発売されているので、だんだんとルールを拡張したり、バリエーションを楽しむことができます。
(3200円)
まだまだ面白いゲームがたくさんありますので、探してみてください。
カテゴリ: カルチャー