いま、日本の『有識者』の顔ぶれを見てみると・・・。

残念ながら「お笑い界」や「スポーツ界」にはお呼びが掛からなかったようです。

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新聞やテレビで、時折り「有識者」という言葉を耳にします。「政府は、有識者を集め、意見を聞くことに・・・」や「各界の有識者の判断を仰ぎ・・・」といった具合です。

いま、日本の有識者って、どんな顔ぶれなのでしょうか?

 

ちょうど、安倍内閣が「消費税率の引き上げを予定通り実行するかどうか」の意見を聞くために、「多くの有識者を集め、集中点検会議を招集した」とのニュースが入ってきましたので、その顔ぶれから“有識者”を見てみましょう。

 

以下は、その60人の人たちです(敬称略)。

・岩田一政  日本経済研究センター理事長

・加藤淳子  東大大学院法学政治学研究科教授

・古賀伸明  連合会長

・古市憲寿  東大大学院博士課程

・増田寛也  東大公共政策大学院客員教授

・山根香織  主婦連合会会長

・米倉弘昌  経団連会長

・伊藤隆敏  東大大学院経済学研究科教授

・稲野和利  日本証券業協会会長

・片岡剛士  三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員

・熊谷亮丸  大和総研チーフエコノミスト

・宍戸駿太郎 国際大・筑波大名誉教授

・白川浩道  クレディ・スイス証券チーフエコノミスト

・武田洋子  三菱総合研究所チーフエコノミスト

・中空麻奈  BNPパリバ証券投資調査本部長

・浜田宏一  米エール大名誉教授

・井伊雅子  一橋大国際・公共政策大学院教授

・石黒生子  UAゼンセン副書記長

・工藤啓   NPO法人「育て上げ」ネット理事長

・小室淑恵  ワーク・ライフバランス社長

・永井良三  自治医科大学長

・宮本太郎  中央大法学部教授

・横倉義武  日本医師会会長

・吉川万里子 全国消費生活相談員協会理事長

・石沢義文  全国商工会連合会会長

・岩沙弘道  不動産協会会長

・岡村正   日本商工会議所会頭

・岡本圀衛  経済同友会副代表幹事

・小松万希子 小松ばね工業社長

・清水信次  日本チェーンストア協会会長

・鶴田欣也  全国中小企業団体中央会会長

・豊田章男  日本自動車工業会会長

・樋口武男  住宅生産団体連合会会長

・青柳剛   群馬県建設業協会会長

・阿部真一  岩村田本町商店街振興組合理事長

・岸宏    全国漁業協同組合連合会代表理事会長

・坂井信也  日本民営鉄道協会会長

・立谷秀清  福島県相馬市長

・谷正明   全国地方銀行協会会長

・西田陽一  おんせん県観光誘致協議会会長

・万歳章   全国農業協同組合中央会会長

・古川康   佐賀県知事

・青山理恵子 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会副会長

・大久保朝江 NPO法人杜の伝言板ゆるる代表理事

・岡崎誠也  国民健康保険中央会会長

・奥山千鶴子 NPO法人子育てひろば全国連絡協議会理事長

・白石興二郎 日本新聞協会会長

・清家篤   慶応義塾長

・馬袋秀男  「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会理事長

・林文子   横浜市長

・広田和子  精神医療サバイバー

・植田和男  東大大学院経済学研究科教授

・菅野雅明  JPモルガン証券チーフエコノミスト

・国部毅   全国銀行協会会長

・高田創   みずほ総合研究所常務執行役員チーフエコノミスト

・土居丈朗  慶大経済学部教授

・永浜利広  第一生命経済研究所主席エコノミスト

・西岡純子  アール・ビー・エス証券東京支店チーフエコノミスト

・本田悦朗  静岡県立大国際関係学部教授

・吉川洋   東大大学院経済学研究科教授

 

「さすがに錚々たる顔ぶれです!」と言いたいところなのですが、実はこの60人の方の中で、実際のお顔が浮かんでくるのは5?6人しかおりません(申し訳ありません!)。

 

有識者ってやはり庶民には遠い存在なのかな、と思います。それと、意外に「○○会会長さん」といった肩書の方が多いんですね。これって、“業界団体の長”ってのが有識者っていうことを意味しているんでしょうか?

また、証券界の人(特に外資系証券の方)が多かったり、「チーフエコノミスト」っていう人が多かったり・・・。金融・経済の分野からの人選、ということで多いのかもしれせんが、全体に思ったより「学者」の方は少なかったり・・・・。

 

内海桂子師匠なら「一撃」あったかもしれませんが・・・

 

広辞苑によると、有識者とは「その分野に精通し、見識が高い人」とあります。

でも、最近、テレビで見ていて「鋭いなぁ」「よく知ってるなぁ」と思う有吉さんやマツコデラックスさんは、とても残念ですが「有識者メンバー」には入っていません。

また、(私の個人的ないち押しですが)プロ野球界では「アタマいいなぁ」と思っていた、最近、引退を表明したヤクルトの宮本慎也さんもいないんですねぇ。

60人を見渡しても、「お笑い界」も「スポーツ界」の関係者は“有識者”には一人も送りこめていないことがわかります。

不祥事が続いた柔道界からはちょっと無理かもしれませんが、野球やサッカー界からはダメなんでしょうか?

業界団体の長というのであれば、「お笑い」でも、社団法人・協会名誉会長の内海桂子師匠、関西芸人協会会長の桂福団治師匠も「消費税」なら、ひとことぐらい意見は言えるのではないのでしょうか?

 

まぁ、今回のテーマが「消費税」だったこともあるから、と考えればいいのでしょうが、

テーマが変われば有識者のメンバーにも変化が出てくるのかもしれません。

60人の方の中で、異色?とも言えるのは、東京・大田区の町工場代表とも言える「小松ばね工業」の小松万希子社長さん。小松ばね工業は、精密ばねのモノづくりでは世界的な技術水準を誇る会社です。社長の小松万希子さんも40歳代の若さですが、奮闘しています。

 

これら60人の方々が有識者であることには異論がありませんが、広く周知を集めるということであれば、できれば、ネットビジネス関連企業やゲーム関連企業の分野から一人ぐらい、将棋とか囲碁とかのきわめて頭のいい人も一人ぐらい入ってもいいのじゃないか、と思うのですが、皆さんの考える「有識者」メンバーって、どうなりますか?

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