アップルが認めた日本の中堅会社の”とんがった”技術

生産委託・部品調達先の日本企業33社の中での注目会社

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米国・アップル社が、部品調達や生産委託先などの企業名の公表に踏み切ったことが話題になっています。

 

156社の社名が挙がっています。これまでベールに包まれていた部品調達先企業などを、なぜアップルが発表したのかは、「スティーブ・ジョブズからCEO(最高経営責任者)の役を引き継いだティム・クックが、従来の秘密主義からの転換を図っている」とする見方や、「労働環境などの問題が指摘され、透明性を高めている」という観測もされています。

 

この156社は英文社名で発表されていますが、このうち、日本企業は33社、と思われます(あくまで推計です)。

これらは、アップルがその技術力や部品の品質の高さを認めた会社、と言うことができるでしょう。その会社を挙げていくと・・・。

 

・Asahi Kasei Corporation(旭化成)

・Daishinku Corporation(大真空)

・Elpida Memory, Inc.(エルピーダメモリ)

・Foster Electric Co., Ltd.(フォスター電機)

・Fujikura Ltd.(フジクラ)

・Hitachi-LG Data Storage(日立LGデータストレージ)・・・合弁

・Ibiden Co., Ltd.(イビデン)

・Japan Aviation Electronics Industry, Ltd.(日本航空電子)

・Meiko Electronics Co., Ltd.(メイコー)

・Mitsumi Electric Co., Ltd.(ミツミ)

・Murata Manufacturing Co., Ltd.(村田製作所)

・NEC Corporation(NEC)

・Nippon Mektron, Ltd.(日本メクトロン)

・Optrex corporation(オプトレックス)

・Panasonic Corporation(パナソニック)

・Renesas Electronics Corporation(ルネサスエレクトロニクス)

・Rubycon Corporation(ルビコン)

・ROHM Co., Ltd.(ローム)

・SANYO Electric Co., Ltd.(三洋電機)

・Seiko Epson Corporation(セイコーエプソン)

・Seiko Group(セイコー)

・Sharp Corporation(シャープ)

・Shimano Inc.(シマノ)

・Sony Corporation(ソニー)

・Sumida Corporation(スミダコーポレーション)

・Sumitomo Electric Industries, Ltd.(住友電工)

・Suzhou Panel Electronic Co., Ltd.(蘇州板硝子電子有限公司)日本板硝子子会社

・Taiyo Yuden Co., Ltd.(太陽誘電)

・TDK Corporation(TDK)

・Toshiba Corporation(東芝)

・Toshiba Mobile Display Co., Ltd.(東芝モバイルディスプレイ)

・Toyo Rikagaku Kenkyusho Co., Ltd.(東陽理化学研究所)

・Zeniya Aluminum Engineering, Ltd.(銭谷アルミニウム製作所)

 

和文社名は当編集部が付けていますが、漏れがあるかもしれません。全156社の企業では一見、和的な社名の企業でも、台湾や香港の会社だったりもしています。

 

こう並ぶと、日本のエレクトロニクス産業の代表企業がズラリと顔を揃えている、といった印象です。やはり、中堅・中小企業ではなかなかこの中に食い込むのはむずかしい、といった印象です。

 

ただ、その中では、一般にはまだ名前をあまり知られていませんが、新潟県燕市の『東陽理化学研究所』、長野県伊那市の『ルビコン』、大阪府池田にある『銭谷アルミニウム製作所』に注目してみたいと思います。

 

東陽理化学研究所はステンレス電解研磨技術では、世界トップ級の技術水準を持つ会社で、わかりやすく言えば、アルミやチタン、ステンレスといった素材の表面を、ツヤツヤ・ピカピカにすることが得意、という会社です。

 

ルビコンは、電解コンデンサや電源ユニットを製造している会社ですが、特に、カメラ向けストロボフラッシュ用コンデンサでは世界シェア70%というトップ企業です。年商は約700億円もあるので、中堅企業の域を超えていますが・・・。

 

銭谷アルミニウム製作所は、『寛永通宝』を会社のマークにしているユニークな会社で、アルミ・ステンレス・チタンなどの金属プレス加工ではその技術力の高さに定評があります。MACブックやiPadなどのアップル製品の筐体の独特な質感を創り出している会社、と言えるかもしれません。

 

アジアにライバル企業は多いですが、独自の技術や生産加工で、日本のモノづくりがリーダーシップを握っている分野も案外多いのです。

 

http://images.apple.com/supplierresponsibility/pdf/Apple_Supplier_List_2011.pdf

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